将棋の評価値放送はどこまでOK?

今日ネットサーフィンしていたら評価値放送について問い合わせてみたという動画がありました。

今回はそれについて考えていきたいと思います

まず放送で言っていたことは

  • 王将戦では対局中の棋譜利用は承諾していない
  • ただ、他の棋戦では申請あれば棋譜利用できる場合がある(ただし、条件があり)
  • 棋譜利用している番組を見つけ次第削除要請はしている。(ただ、要請なので実際BANになっていないことのほうが多い)
  • 評価値放送は棋譜利用に当たらないから削除要請はされる可能性は低い(?)

という風な感じでした。

さらに過去にも棋譜に関して「私的利用の範囲超えての棋譜を利用する場合は事前申請してください」と求めています。その上で申請しているものもいるようですが実際のところそれは認めていないらしいです。

なお、王座戦ガイドラインが策定し棋譜利用に関して明確化した。他の棋戦も各棋戦主催者側と協議中らしいです。

 

そして、その放送と棋譜利用のニュース記事読んで思ったのが、棋譜利用は完全にダメではないみたいですが*1リアルタイムでやることによってそっちに視聴者が行っちゃう。それが増えすぎると新聞の将棋の記事、観戦記、囲碁将棋チャンネルなど見る意味がほとんどなくなりスポンサー撤退につながるということ。だと思います。

 

それで、なんでここまで増えたのかというと一つは電王戦。それはAIの評価値をを見ることが出来、さらにコンピューターVS棋士の対局もありました。

その上、藤井二冠がデビュー戦から29連勝で数々の最年少記録(本日も200勝最年少記録塗り替えられました。)打ち立てて活躍していることから需要が伸びて、ABEMAでも400万再生される対局もありました。

つまり、棋譜を無断で使用は本当にいけないことですが、その放送をするくらいみたいということは人気の証だと思うんですね。ただ、本当のファンならABEMAなど公式の放送を見てください。そして、その対極について黙っているか評価値放送を見るかにしてください。

 

追記:

なお、僕は藤井二冠の活躍で見る将になったものです。そこから藤井二冠以外の棋戦とかも見るようになりましたし、将棋の放送も面白いと感じるようになりました。だからこそ、ガイドラインの枠を超えての放送はしてほしくないと思います

*1:対局後は一定の条件ならOKらしい