朝日杯将棋オープン戦見ての感想だけど、

将棋を知っている人ならそのまま説明だけでもいいけど、知らない人のためにどう言ったらいいか考えてましたw

 

というのも準決勝で渡辺名人と藤井二冠の対局で衝撃的な結末がありました。

実際ネットカフェの小部屋で見ていたのですが、評価値が渡辺名人99-1藤井二冠の時あとで将棋ソフト見て分かったんですが+31111という数字が出てました。つまり、あと1歩で詰みが生じ渡辺名人の勝利だったのですが、123手目の▲8四歩で形勢が大逆転になったのです。4-96までひっくり返ったのかな。これ頓死とかではなんですけど、あのとき1分将棋でしかも正解が一つしかない上に五分に戻るわけでなく勝勢になるという状態です。そのまま押し切って藤井二冠が勝ったのです。

これを分かりやすく言うとこんな感じ

野球で8回に15点差あったのをひっくり返してそのまま抑える。といった方がいいかと思います。つまり中盤から差を広げたが8回に突如リリーフ陣が次々打たれ16失点してそのまま抑えられた感じだと思います?(あっているかな?)

将棋って面白くて、減点方式といった方がいいかな?つまり間違えたら10点減って相手に10点加算されるような。要は一番いい手を指すことが大事で、誘導させて間違った道を誘うのも大事だったりします。つまり評価値が99%でも正解が一つしかないと答えを見つけにくいと思います。実際にそれで藤井二冠が敗れた事例もありますし、今回みたいなことも起こってもおかしくないのはと思いました。ただ、評価値が反転したときは一瞬笑ってしまいましたがw。

そして決勝も三浦九段のペースで進んでいって98-2まで追いやられたが、ここも両者1分将棋で82手目で△5五金打って一気に互角から藤井二冠優勢になりました。そしてそこからは藤井二冠のペースで藤井二冠の勝利。優勝となりました

 

やっぱり、本当に将棋がここ数年で見やすくなったしわかりやすくはなっていると思うんです。しかも今はAIの評価値を入れて放送しているのでどっちが勝っているかもわかるのです。その分面白い。さらに、今回特に思ったのが評価値と対局者の感覚が違う場合も結構あるということです。過去に羽生九段が評価値では94%で勝勢だったけど投了したといことがありましたが、人間の感覚とAIは違うんだなと改めて知った2局でした。