今回のコミケの問題について

 

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昨日のコミケ3日目に熱中症で手当て救急搬送された人が出たニュースがあって、幸いなことに死者は出なかったのですが、主催者側の不手際が目立つ格好になりました。

この日の早朝から想定を超える来場者があったことから、一般参加者の待機場がプロムナード公園の借用エリアだけでは不足すると判断し、緊急策として用意していた「東駐車場を待機場として一時的に使用」したと。また待機時間が長くなる可能性があったため、気温が高い中で傷病者を最小限にするため、早期に入口を複数設けるべく11時に入場規制解除の場内放送を行ったとしています。
それが、西地区場内で混雑があって東駐車場からの入場がうまく進められず、長い時間待機させられたいた模様です。その上、東駐車場側を待機列を無
視した形で11時に規制解除したようです。

それで、本日4日目は東駐車場にも飲料販売ブースや場外救護テントを設けたり、規制解除のタイミングを見直すという風にコミケ準備会が挙げました。

(一部記事抜本) 

 

うちが思ったのは、想定外と落ち度が目立った格好でこうなったと思うのです。

最初の問題は1日あたりの規模縮小と分散化。

実は4日間開催自体は結構いいことだと思います。というのも、狙いは縮小するのもそうだけど1日あたりの人数を減らす意味もあったのではないかと思います。混雑を減らすことで事故になりにくい状況作りを進めていたのではないかと思います。
が、これが甘すぎた。
結果的に来場者の数がのべ70~80万人になり、結果的にいつもと変わらないどころか2500SP/日が少ない分大混乱を招いた格好になった。しかも分散化もできていない。多分だが主催者は15万人/日で考えていたんじゃないかなと。

そして、東駐車場について

東駐車場使うこと自体は別にいいとは思う。だけど緊急策で使うとなると普通に考えたら長くても1~2時間で移動するという風に捉えられるが、完全に待機場にしたことが問題。待機場とするなら来場者の自己責任に任せるだけでは済まない。トラブルも起こりうる。なので端から東駐車場使うことを意識した形で動けば問題ない。
準備会の軽率な考えから生まれたトラブルだから、フォローする余地もない

来場者は?

ここも問題あったのではないかと思います。
熱中症対策をやったが気分が悪くなった人がいると思いますが、昨日今日でやったことは熱中症対策ではありません。そういう人は日ごろの生活態度が問題視されるのです。
例えば、風邪が治ったからコミケに来たとか、暑くて寝られないとか。そういう人がスポーツドリンク2Lもって日傘さして、暑さ対策も万全にしても来たら駄目な場所なんです。

結論

主催者側は危機管理が甘すぎた上に、入場・開催の中断という選択肢も入れても良かった。その上で参加者が熱中症・熱射病という情報入ったらそっちを最優先すべき。あと、東駐車場の待機列の解散もすべきだったと思う。

そして、参加者側はまずは熱中症対策を怠らないこと。それと日頃の体調管理をしっかりすること。万が一ちょっとでも鼻づまりとかそういう軽い症状があるなら行かない事。参加前日の飲酒も控え、ぐっすり寝る。始発で行くにしても朝食取れる状態にする。ひとつでも怠ったなら行かない事をお勧めします。

ツイッターで垣間見た問題があって、それが人のせいにしている雰囲気があったのです。人のせいにするのは簡単だし、批判するのも簡単。だけど、主催・サークル・コスプレ・一般、全員が参加者。つまり、準備会が「しっかりせい」というだけではなく今一度自分たちでできる予防方法も考えるべきだと思います

この問題はコミケだけではない

実体験だが金沢東方祭(大体毎年7月の中旬)で一度気分が悪くなって会場から別の部屋に移動したのです。というのも、エアコンはガンガンかかっていたが、それ以上に熱気がすごくて、室内が体感的に40度超えていたと思うのです。つまり、待機にしたり会場内の混雑にしたり、コミケと同様に特に夏のイベントは気をつけなければいけないのです。実は金沢東方祭(合同祭)はその辺は考慮していて外での待機が数年前からなくなったし、入場の管理もしっかりしていて快適かつ楽しく参加させていただいています。その上で自分は氷のペットボトルを持って体を冷やしたり飲んだりして暑さ対策もしています。

つまり、コミケ以外の地方のイベント参加者もしっかりと対策を練ることをお勧めします。

そして、4時近くにこうつぶやきました

例大祭が毎年この時期でしたが、参加していてわかったことで、暑くならない保証はないし風が強く寒く感じる場合があるので、5月だからといってあまり軽視しないようにしてください。痛い目に遭いますよ