これ、六冠止まりの可能性も出てきたな。

昨日、藤井二冠と深浦九段の対局がありました。
結果は深浦九段の勝利でしたが、藤井二冠が分から見ると嫌なデータがあるのです。

 

2019年以降の王座戦の勝率が2割5分。
普通に考えると、挑決トーナメントからとか二次予選からと考えるとあり得ない成績ではないんです。しかし、叡王戦の本戦と絡めると1勝5敗。

1時間までのチェスクロックだと(NHK銀河戦JT杯除いて)、38勝3敗と圧倒的に強く、銀河戦19勝3敗、NHK杯は7勝4敗、JT杯は1勝2敗、他5勝2敗。JT杯はトップ棋士ばかりなので仕方がないところありますが、それ以外は69勝10敗とかなり勝率が高いです。
順位戦もB2以下はチェスクロックですが、力の差があって39勝1敗という成績です。

 

チェスクロックの成績は110勝18敗で高い勝率ではある。
しかし順位戦と朝日杯が特別強い印象があって銀河戦も含めた3つの棋戦を除くと32勝13敗と勝率がガクッと下がります。

ここから言えるのが、チェスクロックは実は苦手じゃないか説があります。
というのも、銀河戦は優勝できたけど、NHK杯王座戦叡王戦も時間配分で苦戦していると思います。

いつものだと持ち時間5時間の場合59秒以内で差せば持ち時間減らないことから大体30分~1時間ほど長くなるのですが、チェスクロックだと1秒で差してもその分減る。つまり5時間は5時間ということなのです。

つまり、チェスクロックは時間配分間違えると悪手指しやすくなる傾向があって、ペース配分を考える必要があるのです。

藤井2冠は短い時間のチェスクロックだとあまり苦ではなく決断よく指すことできるのですが、長くなるとペース配分のミスが目立つのです。

そのため、王座戦叡王戦はかなり苦手な方なのではないかと思います。

それを克服できなければ六冠で止まる可能性高く、八冠は出来ないと思います。